エコタイヤで燃費は変わるのか
以前使用していたダンロップエナセーブをノーマルタイヤに戻して燃費を比較してみました。
今回の車両はトヨタアイシス1.8で、サイズは195/65R15です。
以前はアルトで実験しています。
エナセーブが経年劣化でサイドに亀裂が出始めたので中古のファイアストンFR10を装着しました。

エコタイヤとノーマルタイヤのフィーリングの違い
実際に走ってみると何が違っていたかというと、下り坂のアクセルオフでのスピードの違いです。
発進時のフィーリングは特に違いは感じられませんでしたが、いつも通る道の下り坂アクセルオフの速度はエコタイヤの方が5km位スピード上がりました。
その他コーナーとかはタイヤの特性がありますので多少のフィーリングの違いはありますが、一番の違いは下り坂でエコタイヤの方がスピードが出やすいという事です。
ただし下り坂の速度差は、変速機の特性も関わっているので一概には言えません。トルコンとCVTでもエンジンブレーキの効き方の違いで速度差が出ない場合もあります。
このアイシスは車重が重い為か、下りでシフトレバーをDから3に落としてもほとんどエンジンブレーキが効かないのでこの速度差がはっきりわかりますが、エンジンブレーキの効きが強い車は差が感じられないと思います。
以前乗っていた車はCVTでエンジンブレーキがよく効いたので下り坂でもアクセルを開けていないとスピードが落ちてしまいます。
対してアイシスは下りでは逆にブレーキを踏まないと速度が出すぎてしまうという状態になります。
このように変速機の特性とその車による違いというのがあります。アイシスにおいてはこのような違いが出ました。
燃費の比較
では実際に燃費に変化があったかと言いますと、エコタイヤの方が約1km/ℓ程良いという結果になりました。
私は週1回通勤で片道100km程走ります。毎回燃費計で計測をしていますのでその違いがわかりました。
エコタイヤだとエコ運転して毎回約20.5〜21.0kmで
ファイアストンFR10だと約19.0〜19.6km/ℓという結果になりました。
100kmの内訳は約70kmを高速道路で、30kmは比較的空いている道路です。
アイシスがリッター20kmオーバーとは凄い数値だと思います。
すでに10回以上計測していますので、かなり正確な数値です。
燃費計のみの結果です、満タン方での計測では違った数値になると思います。
ナビ連動でOBDの燃費計も装着しています、この燃費計は高速道路の燃費も出ますが、高速燃費は20km/ℓを超えます。
この車重でこの数値です、驚きの燃費です。(坂道がほとんどない条件で)
結果

結果としてエコタイヤは燃費が良い事がわかりました。
ただし、この結果はあくまでもアイシスの結果であって他の車種ではどうなのかはわかりません。
私の思うには変速機の違いによる事もあると考えます。
下りの多いコースでやればこのアイシスは燃費向上率が高くなると思います。
平坦地で計測すれば変速機の違いは出なくて純粋にタイヤの転がり抵抗だけの結果が出ると思われます。
以前にスズキアルトでブリジストンのエコタイヤを装着した時に同じ実験をしました、結果はエコタイヤが0.4km程燃費がよかったのですが、あまり差はありませんでした。
トータルして見れば確かに宣伝通りでエコタイヤの方が燃費は良いと考えます
燃費についてだけの結果ですので、グリップ性能や、雨天時の制動距離がどうのという事は比較していません。
燃費がいいという事は気分的に良い事なのでエコタイヤはやはり環境にも良いという事がわかりました。

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